プレイオフ、ファイナル進出を目指し各チームが戦っていくNBA。
NBAは東西にカンファレンスが別れており、それぞれのカンファレンスに3つのデビジョンを持っています。
そして、そのデビジョンは各5チームで形成され、最終目標であるプレーオフ進出を争い、8チームがプレイオフ進出となります。
2024-2025シーズンのNBAは昨シーズンに引き続きコロナの影響から72試合に短縮となってしまいましたが、どう影響してくるのでしょうか?
やはりまず注目なのがどのチームがプレーオフに進出するのかということです。
様々な予想が飛び交うプレイオフ進出チームですが、どうなっていくのでしょうか?
それでは、イースタンカンファレンスにてプレーオフに進出してきそうなチームをランキング形式で紹介して行きましょう!
第8位 トロント・ラプターズ
日本では、ウィザーズとともに、注目が高いラプターズ。
それ以上に、注目なのが、一昨年のチャンピオンチームが、今シーズンにおいては、いきなり、開幕から3連敗スタートしました。
要因は主に2つあります。1つは、シアカムの不調。
そして、チームディフェンスの崩壊です。
一方で、渡邉が、チーム状況はあるにせよ、ローテーションを勝ち取りつつある中で、チームにとってはサプライズとして、その存在感を発揮しつつあります。
ラプターズは、誰かというスターがいるわけでもなく、チームとしてどう戦えるのかといった部分が大事になってくるのではないでしょうか。
第7位 シャーロット・ホーネッツ
非常に面白く、ポテンシャルが高いチームです。
ロジアー、グラハム、ヘイワードをはじめ、何といっても、注目は、「今はまだ」と形容詞をつけたくもなる、ベンチから登場してくる、ラメロ・ボールです。
彼の持つポテンシャルは非常に高く、まだまだ、実力の片鱗しかみせていない状態でしょう。
もっともっと、NBAに慣れてくれば今後も楽しみですし、ホーネッツ自体が、とてもボールムーブメントがよく、かつ、今期の注目ポイントは昨シーズンと比べて、ディフェンス面が非常に改善されたことにあります。
攻守のバランスが取れてきたことで、後半戦も楽しみです。
第6位 インディアナ・ペイサーズ
開幕当初は、オラディポを筆頭にサボニス、ブログドンなど有能な選手が揃っており、将来性という部分では楽しみなチームだと思っておりましたが、その期待以上に、チームは開幕ダッシュに成功しました。
しかし、オラディボがトレードされ、代わりにルバートが加入しました。
彼は、トレードの際のメディカルチェックで異常が見つかり離脱中ですが、どうやら、チームに戻ることもできそうですし、彼の加入した新生ペイサーズに期待したいところです。
あとは、今の状態をどこまでキープできるかが鍵になりそうです。
第5位 マイアミ・ヒート
昨年のファイナリストがまさかの不調に見舞われています。
コロナの影響にはじまり、バトラーをはじめ、複数の離脱者を出し、ローテーションすらまともに組めない序盤でした。
バトラーがいないという事で、改めて、アデバヨの真価が問われるシーズンになりそうですが、現状を見ると、残念ながら、まだ本当の意味でのエースとは呼べないでしょう。
後半戦にかけてメンバーが戻ってくれば、ヒートであれば、プレイオフは固いと思います。
また、思った以上にディフェンスは機能しているので、そこをベースに、オフェンスをどう立て直すかによるでしょう。
第4位 ボストン・セルティックス
今シーズンは、ヘイワードの移籍や、ウォーカーの怪我の影響で戦力ダウンは否めないと思いっていましたが、開幕して最初の10試合で7勝と好調に滑りだしました。
その大きな要因が、テイタムとブラウンの若きエース達の活躍にありました。
元々、彼らのポテンシャルは非常に高いものがあり、更に、嬉しい誤算ともいえるのが、ルーキーのペイトンの活躍です。
前半戦の戦い方という部分では周囲の予想以上の成績ではないでしょうか。
あとは、木たるべきプレイオフに向けて、フレッシュな風を吹かす若手プレイヤー達にどうベテランが噛みあってくるか、そして、どうチームディフェンスを立て直すかが鍵になります。
第3位 ニュージャージー・ネッツ
一気に、序盤の台風の目となったネッツです。
アービング、デュラントに、ハーデンを加えた強力トリオは、額面通りにその力を発揮すれば、優勝候補筆頭に躍り出ますし、ネッツとしても、最低でもカンファレンス優勝はしたいというところではないでしょうか?
あくまでも3人がうまくいくという前提ではあります。
3人のこれまでの経緯を踏まえると、とんとん拍子にはいかない気がしています。
また、ベンチを含めた3人以外のプレイヤーの奮起が求められるでしょう。
3人のケミストリー次第では、空中分解してしまう可能性もあり、まだまだ予断を許さない状況が続くでしょう。
それによっては、大きな順位変動もあるかと思っています。
第2位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
序盤戦からいきなり7連勝と、最高の形で開幕ダッシュを切ったシクサーズです。
ここは、どこまでいっても、エンビード、シモンズのプレイは勿論、お互いのケミストリーが鍵になります。
その面では、ハリスをはじめとする個性豊かなサポーティングキャストが脇を固めています。
特に、グリーン、カリー、ミルトンなど、スペースを有効活用できるシューター陣がいることで、エンビード、ハワードなどのインサイド陣ともに、相乗効果が発揮されるでしょう。
プレイオフに向けては、エンビードの更なる安定したプレイと、シモンズのより積極的なプレイを期待したいです。
また、ドック・リバースHCの手腕も見ものとなります。
第1位 ミルウォーキー・バックス
近年築き上げたチームの土台を元に、イースタンカンファレンス連覇は勿論、悲願のNBAチャンピオンに向けて、今シーズンは、ドリュー・ホリデーを補強。彼の加入は攻守に渡り、存在感を発揮しています。
それにより、チームオフェンスは更にフレキシブルとなり、アデトクンボ、ミドルトン、ホリデー、ロペスとどこからでも得点が取れる布陣となったこと、また、これまでの実績がものをいう形になるでしょう。
不安な点としては、やや、下位チームに対しての取りこぼしが多いこと。
昨年と比べて、平均失点も悪化しているところですが、チームケミストリーの土台はあるだけに、これから、醸成される余地はあると思いますし、これからの戦い方に注目です。
まとめ
ここまで8チームを予想してみましたが、ウエスタンカンファレンス優勢になって、ウエスタンよりは比較的、イースタンカンファレンスの方が、如実に形として出てくる者だと思いますが、今シーズンに限っては、本当にわからないな、というのが正直な気持ちです。
ネッツ、ロケッツ、ペイサーズのように、序盤から積極的にチームを動かしてくるところもあれば、ラプターズやウィザーズのように、開幕前の目論みが外れてしまった、なんてこともあるからです。
それでも、個人的に注目しているのは、ウエスタンにおいてもイースタンにおいても、チームとしての戦い方です。
やはり、強豪チーム、上に来そうなチームというのは、締めるところは締める、どんな状況であっても、自分達のバスケットを展開できるところです。
勿論、シーズンが始まって1ヵ月弱の時点では、ケミストリーの生成が行われているところでしょうし、ローテーションの確立、必要な補強という部分では、どんな展開となるのか、今後も目が離せない事だけは確かだということです。